常連TY氏からLINEが来た。
「今横浜のBARに居るが、K(ウチの店)で750円のウイスキーが1680円してる(驚)」
【(最近の)物価 &(ウイスキーの)時価 &(横浜の)地価】ってところか。
さて、今回はこちらのシングルモルト。
蒸留所があるのはスコットランド北東部のトマーティン村。
人口500人程度の小さな村で、ネス湖にほど近く標高は310m。
スコットランドで3番目に高い場所にある蒸留所。
創業は1897年。
ちなみにトマーティンはゲール語で「ネズの木の茂る丘」という意味だ。
(こちらは旧ボトルの記事)
日本の宝酒造がオーナーになったことでも知られるトマーティン。
豊かな伏流水と良質なピートを使い、バランスの良いウイスキーを造っている。
とても飲みやすいウイスキー。
滑らかでしっとりした口当たり。
クセがなくバランスが良い。
ある意味、ハイランドの素朴さとはちょっと違う。
垢ぬけていて硬さがなく、取っつきやすい。
加水しても旨みが平均的に広がって、オールラウンドに飲みやすい。
懐が深く、安定安心の一本。
・・・・・
言っちゃあ何だが、ウチの店の酒はかなり安い。
特にウイスキーやカクテルは半分趣味なので、薄利で提供している。
そして品揃えや価格を決める一番の理由、それは…
私自身が
「こんな店に行きたい」
「こんな店があったらいいな」
そう思えること、が原点にある。
だから酒の種類はやたらと多いし安い。
それでお客様が喜んでくれるのなら本望だ。
でも圧倒的に生ビールとハイボールとレモンサワーが出るんだよね…。
まぁ、それはそれで…(苦笑)
|