還暦も近くなると色々とガタが来る。
顕著に感じるのは目だ。
ぼやけたりかすんだり、二重に見えたりする。
さて、今回はこちらのスコッチ。
リリースするのはボトラーズのフォックス・フィッツジェラルド社。
2010年創業の新進気鋭のボトラーズ会社。
「ピーツビースト」は同社から初めて発売されたブランド。
蒸留所は不詳だが、ネーミングの通り「ピート」の効いたウイスキー。
なのでアイラ島の原酒が使われていると思われるが…
オフィシャルサイトではそのあたりは明確にされていない。
さて、その真相はいかに?
また独特のラベルデザインは著名なイラストレーター、ダグ・アルベス氏の作品。
焦げ跡もデザインの一部である。
今回の一本は「バッチストレングス」
いわゆるカスクストレングスで、アルコール度数は52.1%。
早速テイスティングしてみる。
立ち香は穏やかで、ピートよりも果実香が中心。
軽めでフレッシュな香り。
その中に微かな燻製香が漂う。
口に含むと穏やかな甘みと、アフターにこれも穏やかな燻香。
軽い酒質で個人的にはアイラとは異なる印象だ。
ライトなスぺイサイドモルトに微かにピート香を加えた感じ。
決して悪くはないが、持っていたイメージとはだいぶ異なる。
加水しても大きな変化はない。
やさしく穏やかな甘み。
ピート香はあくまでほんのりと。
ただ炭酸で割るとピート香が気泡に乗って上がってくる。
好みだがピートを味わうにはこの飲み方が最適か。
・・・・・
私「最近、物が二重に見えるんですよ」
M氏「物が『NiziU』に見える?」
私「そう、私の瞳は『Need You』ってなんでやねん!」
M氏「・・・・・」
NiziUに見えたら嬉しいな(M氏談)
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