先日の常連M氏との会話。
私 「馬って草しか食べないのに、なんであんなに筋肉があるんだろう?」
M氏 「草の根にたんぱく質があるんじゃない?あと木の実とか豆類も食べるでしょ。何なら草と一緒に虫も食べてるのでは?」
私 「馬は500kgもありますよ。虫を何匹食べれば筋肉になるんすか!?」
M氏 「だから大量に草を食べる。暇さえあれば、ずっと食べてる。」
私 「そうかな~?イマイチ納得いかないなぁ~。」
そこへ現れた、化学に詳しいT氏。
「草食動物は、草からアミノ酸を合成できる微生物が体内にいるんです。アミノ酸は筋肉の元になる。たんぱく質もアミノ酸に分解されて吸収される。人間にはできないことですね。」
なんだ~、全然違うじゃん!
一瞬、信じてしまった(汗)
確かに「虫を一緒に食べて…」って、そんな訳はないよな~(苦笑)
そんな会話から浮かんだのがこれ。
特徴はこの馬型ボトルキャップ。
しかも、このキャップ。
「B・L・A・N・T・O・N2・S」の、8種類の形がある。
今回、入荷したものは「A」だった。
空ボトルのキャップを見ると「O」
最後の直線でムチを入れてる所か。
全部揃えたくなるが、そんなに出るウイスキーではない。
のんびり、気長に行くとしよう。
ところで「シングルバレル」とは?
通常は味を均一化させるため、いくつかの樽をヴァッティングする。
シングルバレルは、ひとつの樽から瓶詰めされるので、樽の個性が活きている。
スコッチでは「シングルカスク」と呼ばれるものだ。
アルコール度数は46.5%。
・・・・・
バーボン特有の、やや強めの香ばしい香りが立ち上がる。
ところが、口に含むと一変。
いわゆる含み香はなく、鼻に抜けるようなバーボン感は、影を潜める。
最初にピリッとくるテイストは感じるが、甘さや円やかさの方を強く感じる。
舌で転がしていると、微かにフルーティな果実感も。
アフターに、穏やかなバーボン感や麦の香ばしい感じが鼻腔に残る。
全体的に柔らかく、円やかな印象のバーボンである。
・・・・・
ウイスキーの質といい、ボトルキャップの遊び心といい、まさに
「唯一無二のバーボン」
良い意味で「米国らしさ」が感じられる一本だ。
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