1月最後の週末も盛り上がらず。
気温同様にお寒い1ヶ月になった。
春になって、人々が冬眠から覚めるのを待ち望む。
それでも土曜日には「日本酒好き」の男子4人がやって来た。
その夜はいぶりがっこにハマった様子。
スモーキーな漬物をつまみに、多種多様な日本酒を飲んでいた。
で、今回紹介するのはその中からこちら。
原料米は、広島県産の八反錦。
精米歩合60%。
日本酒度+2、酸度1.6。
アルコール度16~17%の、純米吟醸の生酒。
前回の記事で「おりがらみ」について触れた。
今回のお酒も「おりがらみ」
「おり」を取り除かないので、うっすらと濁っているのが特徴のハズ。
ところが…。
なんと、ほとんど濁っていない。
「おり」が全然見当たらない。
これは「おりがらみ」と言えるのか?
「ラベルを間違えて張ったのでは?」
とも思ったが、ネットのレヴューを見ると同様の意見があった。
こういうお酒なのだろう。
もしかしたら極々細かい「おり」が入ってる?
ならば透明な瓶にするとか、商品の特徴がきちんと伝わるようにしてほしい。
あまりにも想像と異なるものだと「騙された」感が残る。
店でも「おりがらみ」として売りづらい。
ちょっと残念。
試飲してみる。
香りは穏やか。微かに吟香が漂う。
口に含むと、まさに「生酒」って印象。
フレッシュで荒々しい。酸も強めに感じる。
アルコール度も高く、酒質も重い。
ただ、キレは決して悪くなく、後味はスッキリ。
・・・・・
「一代弥山」を造る「中国醸造」さん。
ホームページを見ると…
焼酎やリキュール、スパークリングワインからWhiskyまで造ってるとのこと。
「何を」「どこを」目指しているのか?
キャッチコピーは「伝統と革新で、広島から世界へ」だそう。
「新しいことに挑戦する」
それ自体はけっして悪いことだとは思わない。
が、日本酒を造る「蔵」としては、なんとなく違和感を感じてしまう。
さて、今後の行方はいかに?