K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『エヴァン・ウィリアムス12年』コーンを原料に。

バーボン好きの常連さん。

途中から「オススメで!」とのオーダーに切り替わるのが常だ。

昨夜も同様。そこでセレクトした中からこちらを。

エライジャ・クレイグ同様、ヘブンヒル蒸留所のウイスキーである。

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バーボンはトウモロコシが主原料。

そして最初にトウモロコシを原料にウイスキーを作ったのが

エヴァン・ウィリアムスさん。

 

エライジャ・クレイグ牧師」といい

バーボンは人の名前が付けられることが多いのかナ?

 

ジャックダニエル

「ジョージディッケル」

「ジョンハミルトン」

「ヘンリーマッケンナ」…。

 

そんなに多くもないか(苦笑)

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アルコール度数50.5度(101PROOF) とかなり高め。

だが、それを感じさせない、甘くまろやかな口当たり。

それでいてバーボン特有の香味はしっかり感じられて、飲みごたえは十分。

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ボトルがリニューアルされている。

左が旧ボトル。

新ボトルの方が落ち着いた赤色で、シックな印象を受ける。

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・・・・・

そして前回の記事で書ききれなかった

「バーボンとスコッチの樽熟成の違い」について。

 

バーボンの熟成は「内側を焦がしたホワイトオークの新樽」で行う。

そのように法律で決まっている。

新しい樽を使うと熟成が進みやすく、樽の成分が溶出しやすい。

そこがバーボンの味をストレートに感じる理由なのだろう。

また、色の濃さは樽の内側の焦がし方によるものと思われる。

焼き加減が各ブランドの商品の特徴に現れる。

 

一方のスコッチは…

このバーボンの熟成に使った樽をばらしてスコットランドに運ぶ。

それを組みなおして、スコッチの熟成用に使うのだ。

(バーボンは新樽を使うので、一度使った樽は使えない)

他にも、シェリー酒を造った樽を使ったりする。

 

他のお酒を造った樽なので、熟成はゆっくりで、樽の成分の溶出もゆっくり

その分、樽にしみ込んだ成分も溶出するので、より複雑な味になる。

もちろん自然環境も影響している。

 

・・・・・

 

3連続でバーボンの記事になった。

さて、次は?

お客様のオーダー次第。

 

(追記)このボトルは終売のようだ。