「フォアローゼス」の記事でご登場いただいた男性が飲んだ中からもう1本。
有名ではないが、ネット検索すると…
「バーボンを初めて作ったエライジャ・クレイグ牧師」
としてその名前が出てくる。
「バーボンの父」とも称される人の名が付いたお酒。
さぞかし美味しいのだろう。
期待も膨らむ。
ストレートで。
赤みがかった色が特徴。
バーボンは着色料が使えないので、熟成過程でついた自然な色あい。
甘くていい香りが立つ。
バーボンならではの鼻に抜ける香り。
強すぎず、やさしい印象だ。
アルコール度数は47度とちょい高め。
口に含むと、甘みを強く感じる。
刺激は少な目で、アフターに鼻腔を抜ける香りも穏やか。
改めて感じた「スコッチとバーボンの違い」
スコッチの方が断然味が複雑である。
その複雑で繊細な味を、感覚を研ぎ澄ませながら、探すように飲み進める。
時に加水をしながら…
繊細な上皮を一枚ずつ捲っていって、そこから顔を出す新たな味に感動する。
スコッチ(シングルモルト)を飲む時は、それくらい一杯のお酒に集中して飲む。
だからひとりがいい。会話は必要ない。
スコッチと対話してイマジネーションを膨らませる。
バーボンは味も香りもまっすぐに感じることができる。
ストレートでもロックでも、ハイボールでも味が伝わる強さがある。
だから人とコミュニケーションをしながら飲むこともできる。
それでも十分美味しく飲めて、楽しむことができる。
「樽熟成の違い」が大きいのだろう。
次回のバーボンの記事で触れてみたい。
TPOに合わせて、色々なお酒を楽しめたら素敵である。
(追記)
このボトルは終売になった。
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