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K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

摩天楼を彷彿とさせるカクテル『ニューヨーク』

 K’s MENU Note

FILE 28

『New York

 つい先日、初来店っぽいカップル(20代半ば)が来ました。(なぜか最近「初来店カップル」が増殖してます。)初来店のお客様は、比較的無難なメニューを注文されることが多いです。ドリンクだったらビールやサワー、ハイボール。料理はサラダならシーザーサラダ、揚げ物は唐揚げかポテトフライ、焼きものは下足バターかウィンナー、メインで豚玉お好み焼き・・・

このカップルも無難なオーダーで進み、まあまあ予想通りだな、と思っていたところ、男性の方が「ここのメニュー、オーダー出来ますか?」と聞いてきた。見ると一番最後の「ショートカクテル」のページ。まあ断る理由もないので、「大丈夫ですよ」と告げると、「じゃあ、ニューヨークを下さい。」とのオーダー。

これは初めてのパターンですね。鉄板焼きのできる居酒屋で、初来店の日にショートカクテルを注文する、なかなか勇気のいることだと思います。しかもメニューには、「忙しい時は作れません」とか書いてあるし(笑)(書いたのは私です)そして、それほどメジャーではないカクテル「ニューヨーク」。最後の最後で定石をひっくり返された感じですね。

さて、「ニューヨーク」ですが…

シェークしてカクテルグラスに注ぐ。

おおむねこれがスタンダードな処方ですが、ウチの店では砂糖は使わず、グレナデンシロップを1tspにして作っています。

以前ダイキリで紹介した、スピリッツ3:1果汁の黄金比率のカクテルのひとつです。甘みを補うために、ザクロのシロップ「グレナデンシロップ」を加えます。(最近のものはベリー系のシロップらしい)使うウイスキーは店によって様々ですが、名前がニューヨークなだけに、アメリカのウイスキー「バーボン」を使うのが一般的でしょう。今回は「ジム・ビーム  ライ」を使用(ライ麦を主原料)。

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以前書いたカクテル『ダイキリ』の記事です。↓↓↓

kimama2016.hatenablog.jp

カクテルは「色」も重要な要素となります。このカクテルはオレンジがかったピンク色が美しく、ニューヨークの高層ビルの合間から昇る朝日を想像させます。なのですが、ウチの店だと「片田舎の居酒屋で、豚玉とともに」みたいになってしまいます。絵にはなりませんが、それはそれでいいのです。そのギャップというか、意外性を大切にしています。


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