新元号が発表された。
「令和」だそう。
その賛否はともかく「安」や「晋」が付いていなくてホッとした。
新元号自体はそのうち慣れるのだろうが、公の書類などはもう西暦でいいでしょ。
3代にまたがると、計算が面倒だしね。
さて、今回は「純日本」っぽい日本酒。
造るのは、平城遷都1300年の奈良を代表する酒蔵「今西清兵衛商店」
今でこそ「超辛口」のお酒は数多くあるが…
最初に「超辛口」の文字を冠して販売されたのは、この「春鹿」だ。
まだ甘口酒の多かった昭和60年。今から30年以上前のこと。
原料米は、五百万石。
精米60%。
日本酒度+12、酸度1.4。
確かに辛い。
甘みがほとんど無い。
最初に僅かなフルーティ感を伴って、スッと入ってくる。
その後、強めの酸味が支配する。
そして徐々に円やかに膨らんで、スッ~と消えていく。
口の中に微かな辛さの余韻を残して。
透明感のある綺麗なお酒。
辛さも酸も他のテイストもそよ風のような清々しさ。
軽く温めて。
米の香りがふわっと立ち上がる。
旨みが口のいっぱいに広がっていく。
冷で飲むのとは、かなり印象が変わる。
何か懐かしさも覚えるような、優しい味わいに。
米の旨みに包まれて、日本の原風景が脳裏に浮かぶ。
・・・・・
昨日は新元号の発表だけなのに、大変な騒ぎだった。
「そんなに大騒ぎすることか?」と思ったが、妻曰く
「平和ってことでしょ」
ごもっとも。
元号が切り替わる月末から来月1日は、凄いことになりそう。
これから始まる「令和」の時代。
みんな仲良く暮らせるといいな。
ところで…。
「令和(れいわ)」
この文字を見て「れいほー」って読みそうになったのは私だけか?
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