三寒四温とはよく言ったもので、春の温暖な気候から一転。
昨日は冬に逆戻りしたようで、雪までチラつく始末。
今日は天気は回復したが、風が強い!
「チャリ族」にとっては、雨も辛いが、風もキツい。
安定した気候が望ましいのだが…。
こればっかりは自然の営み。
適応するしか道はない。
さて、今回は…
ポットスティルを模したボトルデザインが特徴的な
「オールドプルトニー12年」
オールドプルトニー蒸留所は、イギリス本土の最北にある蒸留所。
創業は1826年。
その後、1955年にハイラム・ウォーカー社が買収。
1995年にはインバーハウス社が買収しシングルモルトの販売を開始。
ブレンド用としても優れた個性を発揮し、いわゆる「バランタイン7本柱」の一角だ。
蒸留所は北部の港町、ケースネス州ウィックの港を見下ろす高台にある。
ボトル裏側には蒸留所の位置を示す地図と、漁船のイラストが。
今回は12年熟成もの。
ノンチルフィルタード、ノンカラーリングでボトリング。
ハイランドモルトながら、立地条件により諸島モルトに近いとも言われるが…。
はたして?
香りはかなり強い。
ツンと来るモルト香。微かなピート感。
後ろに青リンゴのような、フレッシュな果実の香りがある。
海と言うよりは、高原の爽やかな風のような印象の香り。
個人的には「正統派ハイランドモルト」の印象。
口に含む。
熟した果実様やキャラメルを思わせる甘さを強く感じる。
が、重くはない。
ボディはミディアム~ライト。
強く感じる香りと比べると、味わいは穏やか。
余韻も短く、全体的に平坦な印象。
薄っぺらい感じではないが…
強めの香りも、強めの甘みも、どうも表面的なものに感じてしまう。
個人的な感想だが。
・・・・・
イギリスの北の方…
きっと寒いのだろうな。
ボトルに描かれた海の景色を眺めながら、イマジネーションを膨らませる。
すると、あるフレーズが脳裏に浮かぶ。
♬ ごらん あれがプルトニー~ 北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす…。
※ボトルデザインが変わっている。
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