K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『くどき上手(山形)』辛い中にもフルーティな旨み。

大阪でG20が開催されている。

が、東京に居るとイマイチ、ピンと来ない。

どこか、遠い国で行われているような印象を受ける。

 

しかし…

このきな臭い時に、各国の首脳が一堂に会するが必要あるのか?

みんなで世界平和について議論する訳でもあるまいし…。

 

個人的には世界平和を願いつつ、純日本風のお酒を紹介する。

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造るのは、創業1875年。

山形県鶴岡市にある「亀の井酒造」

元々は「亀の井」という銘柄で親しまれていた。

昭和60年代、浮世絵ラベルで、印象に残る名前の「くどき上手」を展開。

全国区になるきっかけになったとか。

 

全量「吟醸仕込み」

酒造好適米の使用率100%。

平均精米率50%。

品質管理に絶対の自信を持つ、山形を代表する吟醸蔵だ。

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今回は、辛口の純米吟醸酒

日本酒度+10。

使用米は雄町100%。

精米50%。

 

ほのかな吟香。

舌に触れた時の、最初の果実味が印象的だ。

ジューシーで旨口だが、酒質は重すぎない。

適度な酸がフレッシュ感を与え、飲み飽きしない。

後味は余韻を残さず綺麗に消える。

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「くどき上手」

その酒名は、戦国を生き抜いた武将から得たもの。

武力ではなく、誠心誠意、説いて納得させる。

そして心を溶かすように魅了する。

そんな意味があるという。

 

各国首脳の中に、そんな人物はいるだろうか?