忘年会もピークを過ぎた。
例年より少な目だが、週末はそれなりに盛り上がった。
ところで「3010運動」なるものをご存じだろうか?
日本ではいわゆる「フードロス」が年間621万トンもあるという。
それを少しでも減らそうと一部の省庁が呼び掛けている運動。
乾杯後30分と締めの前10分は、飲みや歓談より食べることを優先する。
それにより、フードロスの削減につなげようというもの。
環境省ではこんなPOPも用意している。
(出典:環境省ホームページ)
どれほどの効果があるかは分からないが、まぁ、やらないよりはいいだろう。
そして宴会に付きものなのが「締め」
今回は新潟の銘酒「〆張鶴」だ。
新潟で生まれた酒米「越淡麗」を100%使用。
「越淡麗」は「山田錦」と「五百万石」の交配により生まれたお米。
大粒でタンパク質含有率が低いのが特徴。
40%以上の高精白にも耐えられる酒米だ。
フルーティで上品な香り。
淡い辛口だが、じんわりと膨らむ旨みも十分。
飲みごたえがあって、奥行きも感じる。
少しドライな余韻のフィニッシュ。
確かに淡麗で辛口だが、味も素っ気も無い酒とはまるで違う。
料理に負けない芯の強さを感じる酒だ。
・・・・・
「3010運動」
最初の30分はうまく行くかもしれない。
しかしラスト10分はどうだろう?
酔いが回って宴もたけなわ。
「さぁ、10分前だ。みんな、しっかり食べよう。」と言って誰が聞くか。
そこで、こんなのはどうだろう。
「上司の一言」の間に食べよう運動。
話しが長くてつまらないほど、フードロスは減る。
我ながら素敵なアイディアだと思うが。
いかがだろう。
環境大臣殿。
|