竹鶴が一部銘柄の販売を終了する。
国産ウイスキーの人気は止まるところを知らない。
投資対象にもなってるようだ。
それが品薄に拍車をかけ、価格を吊り上げる…。
こんな時は無理して国産を飲まなくてもいい。
コスパがいいのはバーボンだが、アイリッシュという選択肢もある。
世界5大ウイスキーに数えられるが、日本ではあまりにも影が薄く存在感が無い。
その銘柄を一つでも知っている人がどれくらいいるだろうか?
私自身、銘柄は知っていても、呑んだことがあるものは少ない。
イメージはライトでクリーン。
飲みやすいが特徴が無い、そんな印象である。
今回紹介する「ジェムソン」は…
日本で最もメジャーなアイリッシュ。
最近ではスーパーやホームセンターでも見かける。
造るのはIrish Distiller's社。
(ザックリだが)1780年からダブリンで事業を始めている。
現在はペルノ・リカール社の傘下で、蒸留所はコークの郊外にある。
アイリッシュの特徴は3回蒸留。
2回蒸留のスコッチよりもライトでスッキリした味わいになると言われる。
さて、その味わいは?
穀類の深い甘みとコク。
しっとりとした味わい。
「軽い」イメージとは裏腹に、ボディは意外にしっかり。
確かにスコッチより軽いが、それでいて旨みがあり飲みごたえは十分。
特筆すべき個性はないが、その分バランスの良さが際立つ。
加水してもおいしい。
コスパも良好で、世界的に人気なのも頷ける。
国産が高騰している今こそ試してみてはいかがだろう。
新たな味わいに出会えるかも知れない。
もちろん当方、アイルランド国家とは何の利害関係もない。
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