常連M氏は酔っぱらうと何をするか分からない。
酔って帰宅するとなぜか料理を始めるらしい。
先日も鍋料理をたんまり作って…。
さて、今回はこちらの日本酒。
創業は1887年。
「醸は農なり」
酒造りは常に農業の延長線上にあると考え、キレのある酒を醸している。
今回の一本は…
スペックはラベルの通りで、味の濃い酒が想像できる。
熟成の香りがある。
酒の色も熟成から来る淡い褐色。
酸が効いて酒の輪郭を作る。
その中に旨みとコクがしっかり。
思ったより重くなく後口すっきり。
間違いなく料理に合う酒。
軽く温める。
コクと旨み。
酸が落ち着いて、艶のある滑らかな口当たり。
こういう酒を「燗上がりする」と言うのだろう。
・・・・・
ある日、コンロに鍋があるのに気づく。
ふたを開けてみると…
「なんじゃこりゃ!?」
数日前に作ったはずの鍋料理が手つかずで残っていた。
「そう言えばいつだか鍋を作ったような?」
なにやってんだ、俺(M氏の心の声)
酔っぱらうと危ないね。
あ、ちなみに鍋は再調理して美味しく食べたとのこと。
そしてM氏、しらふの時は全く料理をしないのである。
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