連続して「ブレンデッドスコッチ」の紹介。
今回は「ジョニーウォーカー」
「ブラックラベル12年」(いわゆるジョニ黒)と「スウィング」を置いている。
世界中で愛飲されているブランド。
1820年に紅茶のブレンド技術を活かしウイスキーのブレンディングを始める。
ストライディングマン(闊歩する英国紳士)のマークも有名だ。
「ブラックラベル」は「カーデュ」がキーモルト。
ラガヴーリンなど、12年以上熟成した40種類を超える原酒をブレンド。
「スウィング」は重厚なモルトをたっぷり配合した高級品。
船が揺れても倒れないでスウィングする特殊な設計のボトルに入っている。
「スウィング」の方が褐色の色が濃く、粘度が高い。
香りは同じブランドながら全然違う。
「ブラック」は熟した果実のような甘やかな香り。
「スウィング」は熟成を深めたリッチな香り。ちょっとクセがある。
ストレートで。
「ブラック」はちみつやレーズンのような甘みを感じる。
「スウィング」はもっと深くて複雑で上品な甘み。
加水する。
「ブラック」はさらにフルーティ感を増す。
やや酸味もあるような、リンゴや洋ナシの香り。
「スウィング」は熟成香なのか?
独特のクセのある香りを感じる。
加水により、より滑らかな口当たり、優しい甘みに変わっていく。
加水が一定の量を超えると「スウィング」は少々間の抜けた味わいになった。
一方「ブラック」は味がスムーズに広がって美味しく飲める。
水割りで飲むなら「ブラック」の方が合いそう。
「スウィング」はじっくりストレートで飲みたい一本だ。
ウチの店の傾向は…
ストレートやロックで飲む方は、残念ながら少数派だ。
居酒屋なので致し方ない。
それでも品揃えを増やしているのは、
気軽に色々なウイスキーを試すことで、
自分の好みを見つけたり、新しいお酒の世界を広げたりして欲しいからだ。
よってウイスキーは格安で提供している。
「BAR」のお酒はお高いので「気軽に楽しむ」訳にはいかない。
「この価格なら飲んで見るか」そんな方が増えたら嬉しい。
今後も、特に初心者に興味を持ってもらえるように…
そしてウイスキーの魅力を感じて頂けるような提案をして行きたい。
上級者はプロのバーテンダーさんにお任せしよう。
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