気になるニュースが2つ。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった「鳥貴族」が値上げをきっかけに客離れ。
上場来初の赤字に転落とのこと。
老舗チェーンの「つぼ八」が、イオン傘下の酒販大手「やまや」に買収されるとのこと。
傘下には「チムニー」もあり、居酒屋も寡占化が進むのか?
・・・・・
時は流れて平成も間もなく終わり。
栄枯盛衰、新しい時代は「居酒屋戦国時代」となるのだろうか?
ま、ウチには関係ないが。
勝手にドンパチやってくれ(笑)
さて、お酒の紹介へ。
スコットランドの北部…。
長きに渡りヴァイキングに支配されていた島々。
それが、大小70あまりの島からなるオークニー諸島だ。
その中心に位置するメインランド島のカークウォール。
そこに「ハイランドパーク蒸留所」がある。
かつての密造酒の蒸留所跡地に、1798年に設立。
北緯59度、極寒の地域にある蒸留所。
(ちなみに北海道の最北は、北緯45度)
また、現在もフロアモルティングを行っている、数少ない蒸留所。
「フェイマスグラウス」などの原酒としても使われている。
まず香り。
落ち着いた、ライトなモルト香り。
熟した果実や樹液様の香りも。
「島モノ」と言うより、ハイランドっぽい。
荒々しさや、海のニュアンスは感じない。
次に味。
控えめな甘さ。
かなりドライで乾いた印象が強い。
鼻孔に微かなスモーキーさが立ち上る。
アフターは若い果実のような爽やかさも。
余韻は短い。
加水する。
口当たりが滑らかになり、まろやかな甘さが増す。
全体的にシャープで、ライトな印象。
昔飲んだ時は、もっと荒々しくて暴れる印象があったのだが…。
テイストに変化があったのか?
それとも自分の記憶が曖昧になっているだけなのか?
・・・・・
なお、このボトルは生産終了。
現行品はこちら。
「ヴァイキング オナー」のセカンドネーム?付き。
オークニー諸島に根付く、ヴァイキング文化や祖先への敬意を表したものらしい。
ボトルデザインはだいぶ変わったが…
中身自体は変わらないようである。
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