発酵食品には「体を温める」効果があるという。
ならば発酵の過程を経て造られる日本酒にも同じ効果があるだろう。
諸説あるが、そう信じて日本酒を嗜む。
今回は寒い冬でも冷やして旨い「冬ひや酒」を紹介する。
創業は大正9年。現在は5代目。
過去の百十郎は…
今回の一本は…
使用米は五百万石。
精米60%。
日本酒度+10、酸度1.5の純米吟醸酒。
瓶に「Sillky Snow Time」「冬ひや酒」の帯が貼ってある。
どこかで見たような…。
以前「栄光富士」でも同様のネーミングがあった。
どうやら地酒専門店「太田商店」が仕掛けた新ジャンルらしい。
新酒でもひやおろしでもない「冬ひや酒」
特徴として「絹のように滑らかな飲み口で、キンキンに冷やして旨い。」というもの。
さて、どんな味わいか?
生き生きとしたフレッシュな口当たり。僅かに発泡感がある。
透きとおるような透明感。
きれいな酸と余韻の辛さが全体を締める。
躍動を感じた後に訪れる静寂。
凛として引き締まった真っ白な雪景色。
そんな情景が浮かぶお酒だ。
雪化粧した隈取ラベル。
ブラマヨの吉田が頭に浮かぶのは私だけか?(失礼)
・・・・・
最近、身体の冷えが気になる。
日本酒を飲んで改善するなら願ったり叶ったりだが…。
ちなみにノンアルだとコーヒーや緑茶は身体を冷やす。
紅茶やウーロン茶は発酵の過程を経ているので身体を温めるそうだ。
半信半疑だがちょっとだけ発酵パワーを信じてみたい。