冬から春へ。
季節が移っていく。
歳のせいだろうか?
近頃やけに自然の変化に心惹かれる。
さて、今回はこちらのお酒。
ブランド名は「山形正宗」
創業は1898年。
全量「純米酒造り」の蔵だ。
奥羽山脈の伏流水を使い、昔ながらの槽(ふね)しぼりで造られている。
過去の山形正宗。
今回の一本は…
ラベルに「稲とゾウ」が描かれた
その名も「稲造」
蔵人が自分たちで育てた米を使って醸している。
芳醇な酒質。
果実系の酸味がさわやかさを演出する。
やや甘く感じるが重すぎず、キレも悪くない。
軽く温める。
酸味が立ってすっきり。
酒質も軽くなり、冷より飲みやすい印象。
後口もさっぱりで、食中なら温がいい。
・・・・・
自分自身に起きる「変化」が減ってきたせいだろうか?
日に日に変わってゆく自然に壮大なエネルギーを感じる。
それとも再生し続ける自然に叶わぬ憧憬を抱いているのか?
兎にも角にも歳を重ねるごと「自然」に対する興味が増していく。
それは人間として自然なことなのだろう。
私も微力ながら美しい自然を守りたい。
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