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シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『喜楽長(滋賀)』初夏の風景が脳裏に浮かぶ。

常連さんから借りた漫画「夏子の酒」を読んだ。

漫画とは言え、ひとつの読み物として優れた作品であり、十分に読み応えがあった。

幻の酒米「龍錦」を復活させ、その米で吟醸を仕込む。

その中で「農業のあり方」や「酒造りの現状問題」「酒蔵を取り巻く人々の生き様」を浮き彫りにする。(※時代は1980年代の話し)

そんなストーリーに思わずのめり込んでしまった。

 

さて、今回はこちらの日本酒。

造るのは滋賀県東近江市の喜多酒造。

kirakucho.com

このブログでも結構登場している。

kimama2016.hatenablog.jp

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今回の一本は…

初夏の田んぼ(田植え)をイメージした純米吟醸酒

わかなえ(若苗)風のラベルも素敵。

なめらかで丸みのある舌触り。

フレッシュでジューシーな口当たり。

爽快な酸味が全体を引き締める。

軽やかで後口さっぱり。

 

軽く温める。

酸が立ってすっきり感が増す。

味わい深く、じっくり飲める。

夏にぬる燗も悪くない。

・・・・・

この漫画には酒造りの詳細が描かれていて、日本酒を学ぶのにも十分な内容。

物語だけでなく教科書としても利用価値が高い。

そして何より、主人公の夏ちゃんがイイ!

惚れちゃいそう…。

 

ちなみに漫画のモデルになったのは新潟の久須美酒造。

「清泉」という銘柄を造っている。

その蔵で「亀の尾」という酒米を復活させたエピソードから物語は生まれている。

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