香草系リキュールが続いた。
この流れで紹介したいお酒がある。
左が「ペルノ」
昔「アブサン」という酒があった。
ニガヨモギ、アニスなどのハーブで造る、アルコール度数70度のリキュール。
原料の「ニガヨモギ」に幻覚作用があり、販売が禁止される。
その代替として生まれたペルノ。
アニス、スターアニス、コリアンダーなど15種類のハーブから造られる。
フランス産でアルコール度数40度。
水を加えると色が変化するのが特徴。
そのままだと透明。
少し黄緑がかっている。
水を加えると、濁った色に変化。
ペルノ 5 : 1 水で作る「ペルノウオーター」が定番。
オレンジやパインジュースとの相性も良い。
ショートカクテルでも、ペルノを少量加えるものが多く存在する。
もともとは色々なカクテルを作りたくて入れたのだが…
主張が強すぎて一般向けのカクテルに仕上がらない。
それで、メニューに載せられない。
だから全然減らない(苦笑)
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次に「シャルトリューズ」
同じくフランス産の香草系リキュール。
製造方法は秘密で、シャルトリューズ修道院の修道士3人だけが知っているらしい。
一部だけ公開されたレシピによると…
ブランデーをベースにアンゼリカ、シナモンなど130種類のハーブを加える。
その後、樽で熟成(3~10年)
さらに5回の浸漬、4回の蒸留を経て作られるとのこと。
オレンジやトニックで割るロングカクテルが一般的。
「アラスカ」など、ショートカクテルにも多く使われる。
大きく分けて「ヴェール(緑)」「ジョーヌ(黄)」の2種類。
(店には「ジョーヌ」のみ)
ヴェールはスパイシーで辛口。アルコール度数55度。
ジョーヌは蜂蜜のテイストが強く、甘口。アルコール度数40度。
味はとても甘い。香草の香りもあるが、蜂蜜様の甘さが際立つ。
食後にショットで飲むか、さっぱり飲むなら炭酸系で割ると良さそう。
「ペルノ」の後では、こちらはなんとも安心して飲めるお酒だ。
そしていつも以上に美味しい(苦笑)
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