「カルダモン」というスパイスをご存じだろうか?
カレー粉の主原料のひとつで「スパイスの女王」とも呼ばれる。
レモンのような清涼感のある香りが特徴。
以前「香草系のリキュールに癒される」と書いたが…
このスパイスの香りにもかなりの癒し効果がある。
さて、今回はこちらのお酒。
ブランデーをベースにした香草系リキュール。
起源は1510年。
ここでで作られていた「長寿の秘酒」が原点。
フランス革命で院は閉鎖、レシピは消失したが、その後復元に成功。
1863年に製品化され販売されている。
27種類のハーブ、スパイスを使い、2年あまりの歳月をかけて作られる。
アルコール度数は40%で、カクテルの他、製菓用としても使われている。
BENEDICTINEを使ったカクテルの記事。
ちなみにラベルの「DOM」は…
「Deo Optimo Maximo(ディオ・オプティモ・マキシモ)」の略。
ラテン語で「至善至高の神へ」の意。
ベネディクト修道院でよく使われた祈りの言葉だとか。
グラスに注ぐと、やや薄めの褐色。
ブランデーの香りと香草の香り。
何か柑橘系のさわやかな香りもある。
オレンジ?レモン?
味わいは甘くしっとりした舌ざわり。
濃厚でふくよか、深みのある旨み。
どちらかと言うと芳醇な果実系リキュールを思わせる。
余韻にオレンジがほのかに香る。
アルコール度数を感じさせない優しい飲み口。
デザートやスイーツの代わりに、ストレートでチビチビやるのも悪くない。
・・・・・
余談だが、カルダモンは世界で3番目に高価なスパイスらしい。
それより高いのは、バニラとサフランだけ。
わずか11gで398円(税別)
確かに高いな…。
こりゃあ、カルダモンを栽培すれば儲かる(ん)だも~ん!
って、最後の最後にダジャレか〜い!
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