K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『ど辛(秋田)』直球のネーミングが光る辛口純米酒。

1年半ほど前から、平日のみだが「ランチ営業」をしている。

コロナの影響で夜の客が減る中、まあまま順調だ。

ランチは夜と違って、ピークが短い。

昼12時からわずか15分ほどの間に、来店客の約9割が集中するのだ。

ここで企業の方々にお願いである。

混雑緩和のために「時差出勤」ならぬ「時差昼休み」を導入して頂きたい。

 

例えば、30分ずつずらして5~6組に分けて休憩を取る。

すると飲食店やコンビニの混雑は緩和し、濃厚接触=感染のリスクは下がる。

店側も集中しないので助かる。(こっちが本音だが…)

お互いにハッピー。WIN-WINだ。

工場などを除いてメリットは大きいのではないか。

ぜひ検討して欲しい。

そしてコロナが収まっても続けて頂きたいのである

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さて、今回はこちらの日本酒を。

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造るのは、秋田県山本合名会社

創業は明治34年

秋田「Next5」の一角である。

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今回はストレートなネーミングが光る「ど辛」

使用米は秋田県湯沢市産の「ぎんさん」

精米65%。

日本酒度+15の、超辛口純米酒

平成20年に蔵で発見された「セクスィー山本酵母」で仕込んだとのこと。

さて、どんな味わいか?

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甘い米の香りが微かに広がる。

口に含むと米を感じる。

旨みもあって「超辛口」とは思えない。

確かにスッキリしてキレもいいが、単に「辛い」とはちょっと違う気がする。

 

軽く温めると米の香りが一気に立つ。

米の含み香が心地よい。余韻でも米が主張してくる。

酸が立って、辛さやスッキリ感はより強く感じられる。

 

全体には「米」の印象が強く残る味わいだ。

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「時差出勤」や「テレワーク」…。

コロナを機に構造的な変革が起きようとしている。

それは良いことなのだろう。

しかし…

喉元過ぎれば…ではないが、コロナが落ち着いてしまえば、結局元に戻りそうな気がする。

日本人っぽく「そんなこともあったな~」みたいにね。

 

コロナが収まっても良いものは続けて欲しいと願っている。