店では色々なお酒を置いている。
よく出るもの、出ないもの様々だ。
その中で「売りづらいなぁ」と感じるのが「ブランデー」である。
何種類か置いているが滅多に出ない。
「何かアピールする手は無いか?」
模索していると「漬け込みブランデー」なるものが目に留まった。
ブランデーに果実などを漬け込む。
それをトニックで割って飲む。
ネーミングは「ブランデーSpritzer(スプリッツァー)」
「Spritzer」とはもともとは白ワインを炭酸で割ったカクテルのこと。
ドイツ語の「Spritzen(はじける)」が語源。
炭酸系飲料で割って飲むお酒を
「〇〇Spritzer」なんて言ったりする。
これは行けるかも。
ハイボールが人気だし、より甘みや深み、奥行きのある味わいが期待できる。
さらに「自家製」って謳えるし。
・・・・・
早速、作って見た。
ブランデー 350mlにオレンジ1/2個。
オレンジは皮を剥いて、輪切りに。
皮は白い部分をなるべく除いて投入。
苦味が出るので皮は1週間で取り出す。
そのまま口に含むと、オレンジの香りがフワッと立ち上がる。
柑橘系の芳醇な味わいが溢れる。
皮のテイストか?
若干の苦味があって、それがアクセントになって味を引き締めている。
トニックウォーターで割ると爽やかになるが、それでも大人の味わい。
ハイボールのようにサクッと飲むのではなく、じっくり楽しみたい酒だ。
おすすめメニューに載せて半月ほど。
売れ行きはなかなか好調。
しばらくは推しでいく。
ちなみに今回は「ヘネシー VS」という銘柄を使った。
本当はもっと安いブランデーでOKだ。
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