K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『ブランデー・スプリッツァー』果実感あふれる一杯。

店では色々なお酒を置いている。

よく出るもの、出ないもの様々だ。

その中で「売りづらいなぁ」と感じるのがブランデーである。

 

何種類か置いているが滅多に出ない。

「何かアピールする手は無いか?」

模索していると漬け込みブランデーなるものが目に留まった。

ブランデーに果実などを漬け込む。

それをトニックで割って飲む。

ネーミングはブランデーSpritzer(スプリッツァー

 

「Spritzer」とはもともとは白ワインを炭酸で割ったカクテルのこと。

ドイツ語の「Spritzen(はじける)」が語源。

炭酸系飲料で割って飲むお酒を

「〇〇Spritzer」なんて言ったりする。

 

これは行けるかも。

ハイボールが人気だし、より甘みや深み、奥行きのある味わいが期待できる。

さらに自家製って謳えるし。

 

・・・・・

 

早速、作って見た。

ブランデー 350mlにオレンジ1/2個。

オレンジは皮を剥いて、輪切りに。

皮は白い部分をなるべく除いて投入。

苦味が出るので皮は1週間で取り出す。

f:id:kimama2016:20190124092458j:plain

f:id:kimama2016:20190124092519j:plain

そのまま口に含むと、オレンジの香りがフワッと立ち上がる。

柑橘系の芳醇な味わいが溢れる。

皮のテイストか?

若干の苦味があって、それがアクセントになって味を引き締めている。

 

トニックウォーターで割ると爽やかになるが、それでも大人の味わい。

ハイボールのようにサクッと飲むのではなく、じっくり楽しみたい酒だ。

f:id:kimama2016:20190124093518j:plain

おすすめメニューに載せて半月ほど。

売れ行きはなかなか好調。

しばらくは推しでいく。

 

ちなみに今回はヘネシー VSという銘柄を使った。

本当はもっと安いブランデーでOKだ。