この歳になると「新たな体験」をすることなんて滅多にない。
だが先日、初めての体験をした。
「MRI」だ。
CSIではない。それは科学捜査班だ。
SRIでもない。それはマリコさんの科捜研だ。
身体に不調があって、頭部のMRI検査を受けることになった。
初体験というのは常にドキドキだ。
と言うわけで? 今回は久しぶりにバーボンを紹介する。
現在、このウイスキーを造っているのは、バッファロートレース蒸留所。
その前身が、1869年創業のエンシェント・エイジ蒸留所。
「10star」の表記は「10年熟成」ではなく「星3つ」的な意味合い。
実際の熟成期間は6年である。
実に紛らわし。
ラベルをチラッと見たら「10年」だと思うわな。
ブランド名は「古き良き時代」の意味。
米国の開拓時代をイメージしている。
アルコール度数は43%。
ストレートで。
バーボンらしい乾いた穀物の香り。
やや軽めの香りだ。
口当たりは滑らかでまろやか。
ちょっとした酸味を感じ、全体にはやや辛口の印象。
ボディはミディアム。
まとまりは良いが、これといった特徴がない。
「古き良き時代」を連想させる雰囲気もない。
残念ながらメニューに加える理由が見つからない。
・・・・・
「MRI検査」の結果、特に異常は見つからなかった。
ひと安心なのだが「では、この不調は?」ってことになる。
歳を重ねてくると、身体にいろいろな変化が生じる。
願わくば医療系以外で「新たな体験」をしたいものだが…。
※2021.6.17追記
このボトルは終売かも知れない。
ほとんどのショップで品切れで、あっても当時の2.5倍ほどの価格。
どうやら8年熟成が後継品のようだ。
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