K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2018-01-01から1年間の記事一覧

『東洋美人(山口)』新たな一歩を踏み出した酒蔵。

初夏の陽気になっている。 つい先日まで「この冬はなんて寒いんだろう…」と嘆いていたのが嘘のよう。 ますます日本は「二季」に近づいている気がする。 「夏」と「冬」しか無かったら… 住みづらいだろうな~。 まさか… 「雨季」と「乾季」だったりして(苦笑…

『ザ・シックスアイルズ』6つの島の原酒をブレンド。

3月後半、さすがに忙しくなってきた。 12月に次いで売上の大きい月。 最終週も準備万端で乗り切りたい。 今回はちょっと変わったウイスキーを。 スコットランドにある6つの島で造られるウイスキーをブレンドした一本。 その名も「ザ・シックスアイルズ」 ブ…

『るみ子の酒(三重)』 一通の手紙から生まれたお酒。

明日は春分の日。 いよいよ「春」到来だが、今日は朝から雨模様。 気温も低く、冬に逆戻り? まさに三寒四温。 体調管理には気を付けたいところ。 「春」といえば、生活に変化の起きる季節。 「別れ」と「出会い」の交錯する、ちょっとセンチメンタルになる…

『オーク マスター 樽薫る』ハイボールに最適。

お店で一番出るのは「生ビール」 その次に出るのが「ハイボール」 「ハイボール」といえば「ウイスキーの炭酸割り」というイメージ。 だが元々はスピリッツなどのアルコール類を炭酸系飲料で割ったものの総称。 日本では「焼酎」を炭酸で割ったものを「焼酎…

『富乃宝山』芋焼酎のイメージを一変させた革新派。

今回はプレミアム芋焼酎として有名な「富乃宝山」 「富乃宝山」を造るのは、鹿児島県で1845年に創業した「西酒造」 「原料へのこだわり」がハンパない。 こだわりのある蔵は他にいくつもあるが、西酒造さんは、 「焼酎造りは農業の一環」とまで言い切る。 「…

『磐城 寿(山形)』大震災から再起した「海の男酒」。

今日は3月11日。 東日本大震災から丸7年が経った。 この日にぜひ紹介したいお酒がある。 元々は福島県浪江町にあった「鈴木酒造店」 東日本大震災で大きな被害を受けた。 蔵が倒壊し、酒造りができない状態に陥った。 途方に暮れるところだが、一つの光明が……

『ブラントン』ボトルキャップが独創的なバーボン。

先日の常連M氏との会話。 私 「馬って草しか食べないのに、なんであんなに筋肉があるんだろう?」 M氏 「草の根にたんぱく質があるんじゃない?あと木の実とか豆類も食べるでしょ。何なら草と一緒に虫も食べてるのでは?」 私 「馬は500kgもありますよ。虫を…

『扶桑鶴(島根)』ひなまつりには「白酒」だが…。

昨日は「ひな祭り」 「ひな祭り」と言えば「白酒」 「白酒」と言えば「にごり酒」?? ・・・・・ 日本酒党の、常連M氏。 ウチで入れる日本酒の半分くらいを平らげる。 中でも特に「にごり系」には目がない。 今回、一升瓶を2本入れたが、他のお客様に出たの…

『ロイヤル ロッホナガー12年』王室御用達のスコッチ。

2月も終わった。 今年は例年になく忙しかった。 理由はよく分からない。 寒すぎて、飲まなきゃやってられない人が多かったのか? そんな極寒の季節もいよいよ終わり。 今日から3月、春はもう目の前だ。 そして先日、久々にシングルモルトがたくさん出た。 と…

『鷹勇(島根)』すっきり辛口の高精白純米酒。

日本酒に何を求めるか? これは人それぞれ。 旨みか?キレか?香りか?料理との相性か? お客様にもいろいろな人がいる。 今回紹介するのは、島根県の辛口純米酒「鷹勇」。 このお酒を好んで飲んだのは、60代のステキなマダム。 その方は「日本酒に旨みは求…

『雁木(山口)』 酸が印象的な、山口県岩国市のお酒。

最近、更新のペースが落ちている。 その理由は… このブログでは必ず試飲した感想を書いている。 しかし深夜まで作業してるとなかなかできない。 かと言って、あまり早い時間に試飲するのもどうかと…。 で、気付いたら「売切れ」なんてことも。(日本酒の場合…

『カミカゼ』米国生まれ、ウオッカベースの一杯。

どんな店にも常連が存在する。 が永遠に来てくれる訳もない。 特に若い人は環境の変化が激しい。 就職や転職、結婚や出産、転居などで来られなくなることも数知れず。 今回は若い人に人気のカクテルを。 処方は何パターンかある。 使うのは Vodka White Cura…

『シーバスリーガル ミズナラ12年』日本限定の一本。

ここ数日、店が予想外に忙しかったのも影響して、久しぶりの更新になる。 今回はブレンデッドスコッチ 「シーバスリーガル ミズナラ」 ブレンデッドスコッチとして有名な「シーバスリーガル」 そのシーバスが、日本のウイスキー愛好家のために特別に造ったも…

『茜霧島』柑橘系のフルーティーな風味が特徴。

株価が乱高下している。 昨日はダウの下落を受けて、東京でも1,000円を超える値下がり。 今日はダウが500ドル以上反発。半分戻した!? 東京も先ほど始まって、すでに600円の値上がり。半分以上戻す?? さて、今後の行方は? 個人的な印象は…(中長期的) …

『羽水(栃木)』羽のように軽く、水のように透明。

比較的のんびりとしたスタートになった平成30年。 新年会もほとんど無くて心配していたが… 1月25日の給料日を境に空気が一変。 2月最初の週末も予想以上に賑わった。 忙しいのは良いことなのだが… もう少し平均的にならないものか。 ま、無理なのだ。 それが…

『一白水成 (秋田)』フレッシュで躍動感あふれる酒。

1月もついに最終日。 あっという間の1ヶ月だった。 やろうと思っていたことが、できたような、できなかったような…。 お店も全体的にヒマだったが、最後の最後に少し忙しくなったり…。 いまいち達成感の無い、ぼやっ~とした1ヶ月になった。 今回は秋田の日…

『一代弥山(広島)』新酒らしいフレッシュさだが…。

1月最後の週末も盛り上がらず。 気温同様にお寒い1ヶ月になった。 春になって、人々が冬眠から覚めるのを待ち望む。 それでも土曜日には「日本酒好き」の男子4人がやって来た。 その夜はいぶりがっこにハマった様子。 スモーキーな漬物をつまみに、多種多様…

『みむろ杉(奈良)』「おりがらみ」のフレッシュさ。

みむろ杉、2回目の登場。 ウチの店としては珍しい。 単なる偶然で、特に理由はない。 kimama2016.hatenablog.jp 今回はこの時期らしく濁り系の「おりがらみ」 使用米は「山田錦」。精米歩合60%。 純米吟醸の無濾過生原酒。 「おりがらみ」とは? 「おり」が…

『タランチュラ アズール』爽やかなブルーが目を引く。

ドラマ「きみが心に棲みついた」を見ている。 吉岡里帆さんが演じるのが、主人公の小川今日子(キョド子=挙動不審) 彼女は飲みに行くと1杯目に必ず「テキーラのロック」を注文する。 はたして、テキーラをロックで飲んでおいしいのだろうか? 作ってみる。…

『オタール ナポレオン』上品な香りに酔いしれる。

今回は店の片隅にひっそりと置いてあるブランデーを。 かなり前に入手したお酒で、メニューには載せていない。 ブランデーをざっくり言うと「ブドウを原料にした蒸留酒」 産地は主にフランス。 「コニャック」はフランスのコニャック地方で造られるブランデ…

『八幡』「かめしこみ」にこだわる手造り芋焼酎。

常連のC嬢。 どんなお酒でもOKのツワモノ?だが、今日の肴は「いぶりがっこ」。 ならば焼酎か?日本酒か? オーダーは「おすすめの芋ロック」 う~ん、シブい! ならばこちらもシブい焼酎で行こう。 芋焼酎「八幡」である。 ところで、女性が「芋ロック」を…

『ライ・ウイスキー』ライ麦が主原料の優しい味わい。

今回は久しぶりにウイスキー。 「銘柄を指定してハイボールを注文する」 最近そんな人が増えてきた。 意外と女性に多い気がする。 ある日のこと。 不思議と「銘柄指定」のオーダーが被ったのがこちら。 「ジムビーム ライ」(※旧ボトル) 残り少なかったが、…

『美丈夫(高知)』柑橘系の酸が魅力的な食中酒。

成人の日を含む3連休も終了。 いよいよ2018年も本格始動といったところ。 世間はようやく平常のパターンに戻りそう。 さて、このブログもすっかり「日本酒ブログ」化してきた。 回転が速い上に、銘柄を入れ替えるので、紹介が追っつかない(汗) 今後は何処…

『獺祭(山口)』革新的な蔵がつくる定番の一本。

正月が終わったが、早々にまた3連休。 さすがにここは大人しくしているところか。 ならば「成人の日」は以前の通り、1月15日で良いのでは? ・・・・・ さて、飲み屋の営業。 これから3月の中頃までは暇になる。 一年で一番寒い季節。人の動きも鈍くなるもの…

『七田(佐賀)』ホタルの名所で育まれる繊細なお酒。

新しい年が始まった。 平成になって30年目の年。 思えば平成の始まりは社会人1年目の1月。(年度は昭和63年度) 地元の食品スーパーに就職して「おせち料理」を扱う部門に配属。 右も左も分からない中、初の年末商戦を終えて一息ついていた頃だった。 あれか…

『花巴 (奈良)』燗映えする山廃造りの熟成酒。

年が明けた。 みなさま、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 このブログも書き始め、今日は大みそか~元日に飲んだお酒を。 セレクトしたのはこちら。 昨年「熟成酒」というジャンルのお酒に出会った。 そのインパクトが強く、…