公園でウォーキングをしていると、よく親子連れに出会う。
小さい子供は何にでも興味を示す。
落ちている小石にですら。
見るもの全てが「新たな発見」なのだ。
当たり前だが、この歳になると、そういったことはほとんど無い。
好奇心も薄れるし、ドキドキワクワクすることも少ない(動悸はあるが…冷や汗)
そんな子供のような心を、すこしでも取り戻せないだろうか。
お酒と向き合うときも、そんな気持ちでいたいものだ。
今回はこちら。
このブログにも過去に何度か登場した。
今回の一本は、醪(もろみ) を限界まで発酵させてから搾った純米酒。
その名も「完全発酵」
精米60%。
日本酒度は+10以上の辛口。酸度も1.8とやや高め。
さて、その味わいは?
開栓時にガス圧を感じた。
上立香はほとんど無い。
微発泡でピチピチと心地よい口当たり。
口に含んだ瞬間はジューシーでちょっと甘めの印象。
その後にドライですっきりテイストに包まれる。
微かな苦みの余韻が全体を引き締めている。
軽く温める。
米の香りがフワッと立つ。
酸が立って、口当たりがキリっとする。
ジューシーさもあるが、冷よりはかなりすっきりして軽くなる印象。
温めることでイメージはだいぶ変わる。
どちらも旨い。
あとは好みの問題だ。
・・・・・
子供のような心を取り戻したい。
大事なのは「何を見るか」ではない。
「何を感じるか」だ。
日々の生活の中で、見たり、聞いたり、触れたり、味わったり…。
そこで「何を感じる」のか。
それが人生の、つまり「生きること」のスタートだった。
その感性をもう一度取り戻したい。
フル回転してきた「左脳」にはお休み頂こう。
これからは「右脳」の出番だ。
新たな発見に心打たれる日がきっと来るに違いない。
大丈夫ですか??
ラベルが変わった?
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