店では色々なウイスキーを置いている。
時にマニアも来るが少数だ。
「腐るものではない」とは言え、銘柄による「在庫」の偏りが気がかり。
そこで考えたのが、
「銘柄おまかせハイボール」
割安で提供するかわりに、銘柄はこちらで決めさせて頂く。
銘柄による在庫量のばらつきを、多少なりとも調整できれば嬉しいのだが…。
昨夜、初来店の男性から注文があり提供したのがコレ。
アイルランド共和国および北アイルランドで造られるウイスキー。
5大ウイスキーのひとつで、世界最古とも言われている。
特徴1「原料」
大麦麦芽と発芽させていない大麦を主体に、オート麦、ライ麦、小麦などを加える。
特徴2「ピート不使用」
原料の乾燥にピートを炊き込まないので、スモーキーフレーバーが付かない。
特徴3「3回蒸留」
単式蒸留器で3回蒸留。スコッチは2回蒸留(ローランドの一部では3回蒸留)
以上のようなことから
「クリーンで滑らか、軽快な飲み口」
が特徴と言われている。
ストレートで。
モルト香を感じる。
甘くまろやかな香り。
そして味。
上記の特徴から想像する味わいとは、少々異なるものだ。
思ったより甘く、濃厚で深い旨み。
しっかりしたボディ。
「軽い」という印象はない。
バーボン樽とシェリー樽を使用し、12~15年の熟成。
これがしっかりしたボディや深い味わいを生み出すのか。
加水してみる。
フルーティな香りが立ち上がる。
また、味が伸びて滑らかになり、スムーズで優しい口当たりに。
良質の水で割り、氷は入れずに飲むと、美味しそうだ。
(2020.8.12.追記)
12年ヴィンテージは終売っぽい。
やはり原酒不足なのか?
|