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シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『臥龍梅(静岡)』徳川家康公お手植えの梅から命名。

お巡りさんによく職質される私。 先日も…。 出勤途中、私の前にチャリのお巡りさん。 同じ方向に向かっているので、まさか職質されないだろう。 ところがそのお巡りさんが突然止まる。 (まさか!?) 「ちょっとよろしいですか?」 (嘘だろ!?) 「またで…

『写楽(福島)』若き四代目が立ち上げた新ブランド。

2011年の震災から、早8年。 この日が来るたびに、あの時のことが頭をよぎる。 そして「自分にできることは?」と考える。 …。 残念ながら、何も無い。 それでも飲み屋として 「東北のお酒を飲んでもらおう」と思う。 岩手、宮城、福島…。 東北は米も酒も旨い…

『ハイランドパーク』最北の蒸留所で造られるモルト。

気になるニュースが2つ。 www.nikkei.com 飛ぶ鳥を落とす勢いだった「鳥貴族」が値上げをきっかけに客離れ。 上場来初の赤字に転落とのこと。 www.nikkei.com 老舗チェーンの「つぼ八」が、イオン傘下の酒販大手「やまや」に買収されるとのこと。 傘下には「…

『ブルイックラディ ピート』アイラにこだわる蒸留所。

自宅の軽自動車が車検を迎える。 3回目?かな。 確か3月中に切れるはず。 いつもは案内のハガキが来るのに、今年は来ないな~。 こっちから連絡してみるか。 いつもの整備工場に電話する。 「車検の予約をしたいのですが…。」 「〇〇さんですね。少々お待ち…

『土佐しらぎく(高知)』氷温貯蔵でゆっくり熟成。

今日は3月3日、ひな祭り。 そして「東京マラソン」開催中。 しかし、残念ながらぐずつき気味の空模様。 ランナーもちょっと辛いところ。 花粉症ランナーには恵みの雨かも!? 自分もいつかは出場したいと思っているが… いろいろとハードルは高そうだ。 今日…

『ホット・ウイスキー・トディ』寒い日に飲みたい。

アラフォー女子のC嬢がつぶやく。 「私、癒し系になりたいの」 周りの反応は… 「今さら!?」 …だよなぁ~ それでも周囲の人を癒したいらしい。 まぁ、頑張って下され。 そんな彼女には、癒し系のカクテル。 ・・・・・ 【スタンダードな処方】 角砂糖1個を…

『クラガンモア』ブレンダーに人気のモルト。

早いもので2月も終わり。 前半は閑散としていたが、中頃からちょっと混んできた。 確定申告やら、営業許可の更新やら…。 いろいろ重なって、意外にバタバタした。 さて、今回は久しぶりにシングルモルト。 スペイサイドの「クラガンモア12年」 1869年、マッ…

『ケンタッキー・ビンテージ』小さな蒸留所が醸す味。

バーボン好きの常連T氏(28歳男子) バーボン・ファンを広めようと、布教活動に励んでいる。 今夜も常連のS嬢(30歳女子)を捕まえて布教活動中。 「バーボンを飲んで見れば!」 「甘くて美味しいよ」 そのS嬢は、ロングカクテルをせいぜい2杯飲む程度。 そ…

『スティンガー』「針」を意味する爽快カクテル。

私はモノを捨てられない人間だ。 「いつか使う」と思い、とって置く。 そしてスペースがどんどん狭まる。 溢れたモノを、ついついダイニングテーブルの上に置く。 当然「片付けろ」と言われる。 しかし、片付ける場所が無いのだ。 空きスペースを見つけ「こ…

『ジン・トニック』爽やかな風味が魅力の一杯。

今年40歳になる常連A氏(シングル男性)が問いかける。 「俺、まだ、大丈夫ですかねぇ?」 ??? 何が「大丈夫」なのだろうか? 人間としてなのか? それとも、男としてなのか? ・・・・・ 40代… 振り返って思うのは 「人間としても、男としても、40代って…

『ささまさむね(福島)』若い後継者が造る新銘柄。

今日はバレンタインデー。 本来ならばそれに因んだお酒を紹介したいところ。 甘い系のカクテルとか… チョコレートリキュールとか…。 しかし… イマイチそんな気になれない。 思うのは… 「バレンタインデーって、要らなくねぇ??」 なので、当然、甘いカクテ…

『蓬莱(岐阜)』伝統と手造りを重視する飛騨のお酒。

今日は「建国記念の日」 先日、クイズ番組で祝日を取り上げていた。 「建国記念の日」のように「の」が入る祝日。 「憲法記念日」のように「の」が入らない祝日。 この違いは何ぞや?という問題。 知ってる人には訳もないが、知らないと意外に難しい。 ちな…

『ホワイト・レディ』「白い貴婦人」とのカクテル。

あぁ、寒い。 雪、降るのだろうか? 東京は大雪注意報が出ているようだ。 今月はお客様が少ないなぁ。 雪が降ると、今夜も微妙だな~ せめて「雪」を連想させるカクテルを。 「冬」「雪」「白」 そんなイメージにしっくり来るのは… ベースは、ロンドンのジン…

『キール』世界的に有名なワイン・カクテル。

2月は「FEBRUARY」 フェブラリーと言えば… 「フェブラリーステークス」 今年最初のGⅠレース。 そのレースに女性騎手、藤田菜七子さんが騎乗する。 2016年デビュー、弱冠21歳の若者。 すでに49勝をあげ、JRA女性騎手では歴代最多の勝利数だ。 恵まれている部…

『ピンク・レディ』卵白を使った円やかなカクテル。

節分、そして立春が過ぎた。 まさに「季節を分ける」が如く、暖かい立春だった。 春はすぐそこまで来ている。 とは言え2月はまだ始まったばかり。 2月はねぇ。飲み屋は毎年、厳しい。 よく「2、8月」はダメと言いわれる。 そしてホントにダメなのだ(汗) そ…

『山間(新潟)』妥協なき四代目が醸す、究極の味。

【常連M氏との会話】 FX取引をやってるM氏が嘆く。 スマホで為替チャートを見ながら…。 M氏「ドルの下げが止まらん。※※が止まらない~♬ って歌いたくなっちゃうよ!」 私 「えっ?『ロマンティックが止まらない』ですか?」 M氏「はぁ?『悲しみが止まらない…

『二兎(愛知)』二兎追うものしか二兎を得ず。

前回の「萬歳」で登場した丸石醸造。 その主力ブランドが今回の「二兎」だ。 014.co.jp 「ニト」 お値段以上ではない。 仕事をしていない若者のことでもない。 もちろん冬にかぶる帽子のことじゃない。 「ニト」である。 …失礼。 今回の一本は、備前雄町米を…

『萬歳(愛知)』100年前のお米を復刻したお酒。

このブログで度々登場する常連M氏。 同年代で、互いに老いを感じるお年頃。 よくご馳走してくれるが、酔っぱらってくると妙な会話になる。 黒霧島のお湯割りを飲むM氏。 M氏 「赤、下さい。」 私 (お酒をお持ちして)「はい。どうぞ。」 M氏 「何ですか、こ…

『サイドカー』ブランデーベースの代表的カクテル。

今回はブランデーベースのカクテル。 【スタンダードな処方】 Brandy 30ml Cointreau 15ml Lemon Juice 15ml シェークしてカクテルグラスに注ぐ。 この比率(2 : 1 : 1)のカクテルは数多く「サイドカータイプ」なんて呼ばれたりする。 使うのはこちら。 ち…

『ブランデー・スプリッツァー』果実感あふれる一杯。

店では色々なお酒を置いている。 よく出るもの、出ないもの様々だ。 その中で「売りづらいなぁ」と感じるのが「ブランデー」である。 何種類か置いているが滅多に出ない。 「何かアピールする手は無いか?」 模索していると「漬け込みブランデー」なるものが…

『テキーラ・トニック(テコニック)』爽やかな一杯。

先日「The 世界遺産」なるTV番組で メキシコの「テキーラ村」が取り上げられていた。 その中で「テキーラのルーツ」について触れる場面があり…。 ・・・・・ 旧くメキシコには、先住民族が飲んでいた「プルケ」というお酒があった。 原料のリュウゼツランの…

『栄光富士(山形)』冬にキリリと冷やして飲む酒。

横綱稀勢の里が引退した。 最後はボロボロで、見ていて辛かった。 個人的には、もうちょっと早く決断しても良かったのでは?と感じる。 それでも本人は「一片の悔い無し」って言ったとか。 本心なのか?ネタなのか? 真意は分からないが、私も引退する時に「…

『カシス・リキュール』お馴染みの果実リキュール。

読売の長野選手。 FAで獲得した丸選手の人的補償で、広島に移籍。 内海投手に続く生え抜きの流出。 G党は何を思う? ま、オリも生え抜きの金子、西両投手が流出しているので、似たようなものか…。 変化は必要だがリスクもはらむ。 最近「ちょっと失敗した?…

『澤乃井(東京)』食を引き立てる大辛口純米酒。

あぁ、寒い。 昼間は少し暖かくても、夜になると気温がグッと下がる。 眠りにつく夜更け頃は極寒だ。 特に顔が寒い。 身体は布団にくるまっているので耐えられても、 顔は冷気に晒されているので、どうにもならない。 そんな時は… 大き目のニット帽を鼻が隠…

『プラットヴァレー ストーンジャグ』陶器ボトルが粋。

今年は暖冬だが、やっぱり寒い。 特に昨夜からは極寒である。 寒いのは苦手だ。 「服を着ればしのげるじゃん!」 夏が苦手な人によくそう言われる。 冬が苦手な私としては… 「どんなに服を着ても、寒いものは寒い」のだ。 そんな耐え難い冬の寒さだが… 温か…

『凌駕(新潟)』雪深い米どころで醸される特別純米。

お正月の風物詩とも言える「箱根駅伝」が終わった。 青山学院大学の5連覇を、東海大学が阻んで初優勝。 母校の東洋大学は、往路では優勝したものの復路で逆転されて総合3位。 前年と同じようなパターンで、総合優勝を逃した。 この結果をどう見るか? 「頑張…

『ボランジェ』ジェームズ・ボンドが愛した一本。

Happy New Year ! このブログもお蔭様で3年目に入る。 いろいろなお酒を紹介してきたが… 本年の最初の記事は、いきなり「番外編」だ。 昨年の誕生日に常連さんから頂いたお酒を紹介する。 「BOLLINGER(ボランジェ)」というシャンパン。 フランスのシャンパ…