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シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『一ノ蔵(宮城)』バランスがよく安定の辛口純米酒。

遅れていたプロ野球の開幕。 先日ようやく始まって、昨日でちょうど10試合消化した。 私は生まれも育ちも東京ながら、オリックスのファンである。 小学校高学年からなので、もう40年以上だ。 (当時は阪急ブレーブスという球団だった) オリックスになってか…

『李白 やまたのおろち(島根)』出雲神話を承継。

夜の営業を再開してから1ヶ月あまり。 コロナ対策に気を配りながらの営業は実に大変だ。 そして苦労のわりに売上は少ない。 「新しい居酒屋様式」を模索しているが、なかなか答えが見つからない。 試行錯誤の日々は続く…。 今回は島根県の日本酒を紹介する。…

『スカイ ダイビング』深いブルーが印象的なカクテル。

(東京都の話し) 飲食店は深夜0時まで営業可になった。 パチンコにカラオケもOKと、全面解除目前である。 いよいよ復活!?という期待もあるが、新規感染者は2日連続で40人超え。 予断を許さない状況で、夜間の人出はそう簡単には戻らないだろう。 それを見…

『春霞(秋田)』6号酵母で仕込まれた限定酒。

関東地方も梅雨入りした。 人間にとっては不快な季節だ。 昨夜、今年初めて厨房のエアコンをつけた。 この時期につかうことは滅多にないのだが… 今年はコロナ対策の影響で暑さが倍増している。 歳も歳だし、そこは気を付けないと。 さて、今回はこちらの日本…

『デュワーズ12年』アメリカで大人気のスコッチ銘柄。

前回の記事で紹介した「フェイスシールド」を装着して仕事をしてみた。 思ったより違和感なく作業ができる。 居酒屋では追加注文が多い。 結果、客席に足を運ぶ回数が増える。 その度に不安を感じていたが、シールドがあると少しは和らぐ。 ただ… やっぱり暑…

『酔鯨(高知)』料理の良さを引き出す土佐の酒。

フェイスシールドを購入した。 10枚入りで2,500円ほど。 夜の営業時に装着するつもり。 感染防止のため、やれることはやっておこう。 時短営業を始めて2週間。 コロナと「共存」するためには致し方ない。 さて、今回はこちら。 造るのは、高知県高知市にある…

『ブロードウェイ・サースト』果実味あふれる一杯。

6月になった。 東京都はステップ2に移行し、日常が少し戻りつつある。 と、思った矢先、新規感染者が30人を超え「東京アラート」発動。 レインボーブリッジが真っ赤に。 長い闘いは避けられないのか? 今回は爽やかなカクテルを紹介する。 ロンドンのザ・サ…

『ゆきの美人(秋田)』”美郷錦”で仕込んだ芳醇な酒。

緊急事態宣言が解除されて夜の営業を再開した。 さすがに来店客は少ないが、リハビリにはちょうどいい。 店の体制を整えつつ、自分の感覚も取り戻したいところ。 さて、今回はこちら。 そろそろ下書きも底をつきそうだ(汗) 造るのは、秋田県の秋田醸造。 …

『早瀬浦(福井)』地元の漁師に愛される酒。

東京都のコロナ新規感染者数もめっきり少なくなった。 季節的なものか?はたまた自粛の効果なのか? いずれにせよ緊急事態宣言の解除は秒読みだ。 思えばこの2ヶ月あまり…。 コロナのことしか書いていない。 それほど衝撃的な日々だった。 日常生活が激変し…

『ゆきの美人(秋田)』”四季醸造蔵”で造る純米吟醸。

夜の営業を自粛して1ヶ月半になる。 折角の機会だから何かやろう、と思っていたが、結局何もしていない。 「暇だ~」と思いながら、ダラダラと時が過ぎていく。 あれっ? これってもしかして…? 「自分の老後の姿じゃねぇ?」(冷汗) さて、今回はこちら。 …

『ばくれん(山形)』5代目の挑戦が生んだ超辛口酒。

39の都道府県で非常事態宣言が解除された。 東京都はまだだが、新規感染者数は目に見えて減っている。 そこで新しい生活様式をベースに「飲み屋のあるべき姿」を模索しているのだが… 新しい画期的な仕組みは思い浮かばない。 再開するにしても難しいかじ取り…

『オレンジ ブロッサム』結婚式のアペリティフ。

早いもので5月も半ば。 自粛生活は退屈だが、時は粛々と刻まれて行く。 遥か彼方で台風1号が発生したらしい。 ここ最近、蒸し暑い日が増えてきた。 今年はどんな夏になることやら…。 今回は爽やかなテイストのカクテル。 【スタンダードな処方】 Dry Gin 45m…

『瀧自慢(三重)』旨くて辛い「食中酒どまんなか」。

そろそろ「コロナ後」を真剣に考えた方が良いかもしれない。 それは「終息が近い」ということではなく「あり方が変わる」と思うからだ。 こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp コロナの影響で消えるかもしれない飲食店のタイプを挙げ、 併せてコロナ後の…

『仙禽(栃木)』ドメーヌ化した原料米と仕込み水。

明日は母の日。 実家(車で1時間程度)に齢80を過ぎる母がいる。 2歳上の父も健在だ。 今年の正月に顔を出したきり、ご無沙汰している。 こんな状況なので、母の日に帰ることはできない。 高齢の両親に「オンライン」も難しいだろう。 私ですらよく分からな…

『ローワンズ クリーク』小さな蒸留所が造るバーボン。

最近やけに日本酒の記事が多い。 理由は簡単。 夜の営業を自粛しているので、新しい酒が仕入れられない。 なので、下書きのストック(日本酒が多い)をベースに記事を書いている。 テレビ番組と同様、尽きると大変だ。 再放送って訳にはいかないし…(苦笑) …

『大観(茨城)』巨匠、横山大観が愛飲した酒。

5月末まで緊急事態宣言が延長されそうだ。 となると、営業の自粛も続くのだろう。 現状では致し方ないか。 この苦境でテイクアウトやデリバリーを始める飲食店が増えている。 「当面のキャッシュを少しでも稼ぎたい」 その気持ちは分かる。 しかし、だ。 元…

『水芭蕉(群馬)』群馬県川場町で醸される一本。

5月になった。 4月は肌寒い日も多かったが、ここにきて一気に気温が上昇。 ちょっと汗ばむほどの暖かさ。 そろそろ水芭蕉も花ひらくのだろうか? 早く外に出たいなぁ~。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは、群馬県川場村の永井酒造。 「川場」と言えば…

『吉乃川(新潟)』歴史のある蔵が造るふくよかな酒。

コロナ休業に入ってから、家でテレビを見ることが多くなった。 その中で好んで見ているのが、太田和彦氏の居酒屋を巡る旅番組。 数年前の再放送だが、十分楽しい。 今は行くことができない「旅」や「呑み」の気分を味わえる。 また太田氏の朴訥な語り口に、…

『㐂六(きろく)』黒木本店のプレミアム芋焼酎。

今朝もいい天気だ。 気温は低めだが、空気が澄んで気持ちが良い。 本来ならば絶好の行楽日和である。 間もなく大型連休に突入する。 感染者の少ない観光地には多くの人が繰り出すのだろうか? 気持ちは分かるが、ここは何とかガマンして欲しい。 この状況が…

『國稀(北海道)』日本最北の蔵で醸される一本。

もう20年近くになる。 私にとっての夜は仕事の時間だ。 それが突然、自宅で過ごす時間に変わった。 さて、何をしようか? 私はゲームはやらない。 映画やアニメはほとんど見ない。 TVは見るが、さすがに飽きる。 読書は疲れ目が酷いので制限している。 ブロ…

『常きげん(石川)』霊峰白山を望む加賀で醸す酒。

当面、夜間の営業を自粛している。 ランチは「条件付き」で営業している。 営業時間と入店人数を制限し、メニューは丼ものが中心。 短時間でサクッっと食べて頂くつもり。 しかし、日中に店を開けていると…。 昼呑みの老人たちがやって来る。 行きつけのカラ…

『醉心(広島)』横山大観も愛飲した味わい深い酒。

夜間の休業を決めた。 飲食店は休業要請から外れたが時短営業を求められる。 夜8時まで、しかも酒類の提供は夜7時で終了。 ただでさえ外出自粛の中、これでは営業しても意味がない。 そのための準備やコストを考えたら、休んでしまったほうが良いだろう。 そ…

『千代むすび(鳥取)』鳥取県境港の吟醸蔵が醸す酒。

緊急事態宣言が出されようとしている。 昨夜の小池都知事の会見では、居酒屋に対し営業自粛要請をするらしい。 自粛協力金を出すと言うが、果たして…。 補償がなければ小さい店は、コロナ以前に経済的に死んでしまう。 自粛要請する場合には、そのあたりを明…

『ジェムソン カスクメイツ』スタウトの樽で後熟。

東京都。外出自粛要請が出た週末。 それ自体の賛否はさておき、飲み屋にとっては致命的だ。 「宴会」はすでに諦めていたが、一般客の来店も見込めないとなると…。 それにしても東京都の感染者数が激増している。 オリンピック延期が決まった途端だ。 作為が…

『阿櫻(秋田)』「秋田流寒仕込み」で醸す蔵。

今年も桜が満開だ。例年よりも少し早い。 コロナの影響で花見の宴席は自粛だが、散歩くらいはいいだろう。 近所の公園で数日前に撮影した。 7~8分咲きか。 今回は桜のラベルが美しいこちらの一本。 造るのは、秋田県横手市にある「阿櫻酒造」 創業は明治19…

『北島(滋賀)』食用米「みずかがみ」で仕込んだ酒。

3月も後半。 朝晩は冷え込むが、日中は暖かい日が増えた。 桜も開花し、いよいよ春本番である。 私はとにかく寒さが苦手だ。 厨房では足元から深々と冷気が来る。 辛くてしょうがない。 そんな私の願い事。 クマか?ヘビか?カエルか? 何でもいい。 冬眠す…

『ワイオミング スモールバッチ』初上陸のバーボン。

最近コロナのことしか書いてない。 ここでちょっと妄想してみるか。 妄想劇場【コロナ後の日本】 猛威を振るう新型コロナウイルス。 世界中に蔓延し、多くの国が国境封鎖に踏み切った。 収束に向かってもその恐怖に取りつかれた人間は容易に封鎖を解こうとし…

『ど辛(秋田)』直球のネーミングが光る辛口純米酒。

1年半ほど前から、平日のみだが「ランチ営業」をしている。 コロナの影響で夜の客が減る中、まあまま順調だ。 ランチは夜と違って、ピークが短い。 昼12時からわずか15分ほどの間に、来店客の約9割が集中するのだ。 ここで企業の方々にお願いである。 混雑緩…

『宝山』原料芋の違いを楽しむ「蒸撰シリーズ」

新型コロナウイルス。 人類にとって大きな試練である。 そして飲食店にとっても壮絶な試練となりそうだ。 いつ終息するとも知れないウイルスだが… 飲食店(特に飲み屋)にとっては近々もうひとつの試練がやって来る。 「屋内原則禁煙」だ。 4月1日から施行さ…

『デュワーズ ホワイトラベル』米国ではシェアNo.1。

終息が見えない新型コロナウイルス。 全世界での感染者が10万人を超えた。 中国の影響力が世界中に広がっている証だろう。 日本でも感染者が増え続けている。 マスクなどの品不足も相変わらずだ。 先日、近所の酒屋をのぞいたら「スピリタス」が売り切れてた…