K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2017-01-01から1年間の記事一覧

『薩摩茶屋』村尾酒造のレギュラー芋焼酎。

最近、本格焼酎の品揃えを増やしている。 その中の一本がこちら。 村尾酒造「薩摩茶屋」 そう、あのプレミアム焼酎「村尾」を造る村尾酒造のレギュラー芋焼酎。 常圧蒸留、麹は黒麹。 プレミアムの付いた「村尾」はさすがに高くて置けないが… こちらは通常価…

『テキーラ』パーティシーンには欠かせないが…。

前回の記事でカクテル「ブルーマルガリータ」を紹介した。 今回はそのベースとなるお酒「テキーラ」について。 その名から思い浮かぶのは… ショットで飲む。 若者たちが飲む。 テンションを上げるために飲む。 クラブで飲む。 パーティで飲む。 ノリで飲む。…

『ブルーマルガリータ』夏を思わせる美しいカクテル。

ショートカクテルの注文が来た。 定番カクテル「マルガリータ」のキュラソーを、ホワイトからブルーに変えたもの。 このカクテルの特徴は、何といっても爽やかな青い色。 そしてグラスの縁に塩でデコレーションした、スノースタイル。 夏にぴったりのカクテ…

『モンキーショルダー』モルト原酒のみをブレンド。

この時点で店に置いてあるブレンデッドスコッチで、最後の紹介になる。 ブレンデッドだが少々毛色が違う。 3つのモルトをブレンドした「トリプル モルト ウイスキー」だ。 ※ウィリアム・グランツ社所有の「グレンフィディック」「バルヴェニー」「キニンヴィ…

『シーバスリーガル12年』バランスの良さが魅力的。

当店ではスコッチより日本のウイスキーやバーボンを好む人の方が多い。 そんな中、スコッチでは比較的オーダーの多いのが 「シーバスリーガル12年」 「スコッチのプリンス」とも称されるシーバスリーガル。 今では一般的な「12年熟成」を世界で初めて行った…

『ジョニーウォーカー』世界中で愛されるスコッチ。

連続して「ブレンデッドスコッチ」の紹介。 今回は「ジョニーウォーカー」 「ブラックラベル12年」(いわゆるジョニ黒)と「スウィング」を置いている。 世界中で愛飲されているブランド。 1820年に紅茶のブレンド技術を活かしウイスキーのブレンディングを…

『オールドパー12年』日本初上陸のスコッチ。

前回に続き、ブレンデッド・スコッチ。 日本に初めて紹介されたとされるスコッチ「オールドパー12年」 明治時代から飲まれているとのこと。 時の外相「岩倉具視」が、欧米視察の際、西洋の文化的象徴として持ち帰った。 上流階級の社交の場には欠かせないウ…

『バランタイン12年』言わずと知れたスコッチの名品。

以前「在庫調整メニュー」として「銘柄おまかせハイボール」を紹介した。 割安なので人気も高い。 昨夜も「スコッチハイボール」の注文があり、選んだのがこちら。 「バランタイン12年」 右は同17年。この2種類を置いている。 ブレンデッド・スコッチとして…

『黒牛(和歌山)』万葉集に詠まれた地で醸される酒。

昨夜、こんな注文があった。 「一番最近、栓を開けた日本酒を下さい。」 鮮度にこだわる人なのだろう。 で、お出したのがこちら。 未開栓だったので、まさに開けたて。 面白いこだわりを持つ人もいるものだ。 開栓後、しばらく経ったものも、逆に美味しかっ…

『タラモアデュー12年』円熟のアイリッシュ。

店では色々なウイスキーを置いている。 時にマニアも来るが少数だ。 「腐るものではない」とは言え、銘柄による「在庫」の偏りが気がかり。 そこで考えたのが、 「銘柄おまかせハイボール」 割安で提供するかわりに、銘柄はこちらで決めさせて頂く。 銘柄に…

『海』繊細な「黄麹」で仕込まれた芋焼酎。

常連さんの「焼酎シフト」に伴い品揃えも増加中。 そんな中から、今回は黄麹を使った芋焼酎「海」を。 原料の芋などに含まれる「でんぷん」を「糖」に変えるための微生物。 それが「麹菌(カビ)」で、米などに繁殖させ「麹」を造る。 焼酎造りで使われるの…

『カリラ12年』潮の香りに満ちたカリラ蒸留所。

1846年に創業したカリラ蒸留所。 「CAOL ILA」とはアイラ海峡 のことで、その海岸に蒸留所がある。 同海峡が、エビ等の優良な漁場になっているためだろう。 「魚介類」との相性がよいアイラモルトとも言われている。 まず香り。 スモーキーでピートがしっか…

『知多』革新的な逸品「シングルグレーン」

最近、よく出るウイスキーがある。 それがこの「知多」 ハイボールでの注文が主流で、山崎や白州より出ている印象だ。 ウイスキーを簡単に分類すると… 「大麦麦芽」のみを原料として、単式蒸留器で蒸留する「モルトウイスキー」 コーン等の「雑穀」を原料に…

『シングルモルト 白州』「森香る」ウイスキー。

「森香るウイスキー」と称される白州。 豊かな自然の中で仕込まれる一本。 爽やかなイメージからか。 女性の方がハイボールで飲むことが多い銘柄だ。 造るのは、山梨県北杜市にあるサントリーの白州蒸留所。 世界でも珍しい森の中にある蒸留所。 サントリー…

『シングルモルト 山崎』国産ウイスキーの代表格。

今回はジャパニーズウイスキーの代表格「シングルモルト 山崎」 「いつもよりちょっといいお酒を」 そんなお客様からの注文が多い。 造るのはサントリーの山崎蒸留所。 京都の南西、天王山の麓に佇む日本最古のモルトウイスキー蒸留所だ。 仕込み水は、名水…

『キャプテン・モルガン スパイスト』海賊から命名。

ラムの人気ブランド「キャプテン・モルガン」 「スパイスト」はそのラムに、バニラ等の香辛料で香り付けしたフレーバード・ラム。 甘く豊かな風味が魅力の一本。 残り僅かになったので近所の酒屋で買った来た。 購入したものを見ると… 今まで使っていたのが…

『アーリータイムズ ミントジュレップ』

月曜日に宴会があった。 その会はいつもお酒を持ち込む。 通常はNGだが、飲み放題の代金を頂いてるのでOK。 そして持ってきたのが… 「獺祭 磨き二割三分」 宴も進み、一升瓶がほぼ空になったところでオーダーが。 「別料金でいいから、日本酒ちょーだい。こ…

『エヴァン・ウィリアムス12年』コーンを原料に。

バーボン好きの常連さん。 途中から「オススメで!」とのオーダーに切り替わるのが常だ。 昨夜も同様。そこでセレクトした中からこちらを。 エライジャ・クレイグ同様、ヘブンヒル蒸留所のウイスキーである。 バーボンはトウモロコシが主原料。 そして最初に…

『エライジャ・クレイグ12年』バーボンの生みの親。

「フォアローゼス」の記事でご登場いただいた男性が飲んだ中からもう1本。 有名ではないが、ネット検索すると… 「バーボンを初めて作ったエライジャ・クレイグ牧師」 としてその名前が出てくる。 「バーボンの父」とも称される人の名が付いたお酒。 さぞかし…

『フォア・ローゼズ ブラック』薔薇色のひと時を。

昨夜のこと。 帰り際に「眼鏡が無い」と言う男性。 みんなで探し回った結果… よくあるオチ。 飲みすぎは良くないねぇ~。 その方が飲んだ中からこちら。 バーボンとは、極々簡単に言うと 「主に米国のケンタッキー州で作られる、コーンを主原料としたウイス…

『グレンファークラス12年』マッカランの好敵手。

最近ウイスキーに凝っている20代のF君。 クセのないフルーティなものが好み。 アイラにはまだハマっていないようだ。 これから、これからw 今回はそんなF君も好みのスペイサイドモルトを紹介する。 グレンファークラスの特徴は、何といっても「シェリー樽熟…

『ラガヴーリン ダブルマチュアード』甘美なアイラ。

今回は「ホワイトホース」の記事で触れた「ラガヴーリン」 オフィシャルの16年物を置いている。 強いピート香と潮の香り、そして重厚な酒質が特徴のアイラモルト。 創業は1816年。 アイラ島の南岸に位置し「谷間の水車小屋」が名前の由来。 有名なブレンデッ…

『ホワイト・ホース12年』日本市場向けの限定品。

昨夜遅く、常連のA嬢が来店。 謎の多い方で、出身は北海道。 歳は私と同年代。 仕事は推察するに、医療系? しかし個人的なことを詮索するのはタブー。 これ以上は聞かない。 そのA嬢、趣味は「P」 勝ったときはご馳走してくれる。 今夜も一杯頂いた。それが…

『ディサローノ・アマレット』あんず種子リキュール。

GWも中盤戦、今日から連休という人もいるのだろう。 もちろん私は休まない。 サービス業としては頑張らないと。 GW明け~5月の給料日(25日)位までは、例年失速するからナ。 今回はイタリア産リキュール 「ディサローノ・アマレット」 昨夜オーダーが来たの…

『ニューヨーク』摩天楼を彷彿とさせるカクテル。

お初の店では無難な注文が多くなる。 ある夜のこと。 初来店の男性が… 「ここのメニュー、注文出来る?」 見るとショートカクテルのページ。 断る理由もないので「大丈夫ですよ」と告げると 「ニューヨークを下さい。」 これは初めてのパターンだ。 BARでは…

『安心院蔵』その読み方が分からない!?

GWが始まった。 それに合わせて、改装休業中だった近所のP店がオープンした。 開店時には長蛇の列ができたとか。まさに大フィーバー。 そのP店の部長がよく飲むのがこちらの麦焼酎。 大分麦焼酎「安心院蔵」 造るのは、大分県宇佐市にある大分銘醸(株) 50%…

『クルボアジェVSOPルージュ』曲線美に酔いしれる。

今、競馬界に「ルージュバック」なる馬がいる。 GⅡ1勝、GⅢ2勝、GⅠはオークスで2着。 今後の活躍が期待される馬だ。 さて、この名前の由来は? ルージュ=口紅? バック=かばん? ファッション系の名前? かと思ったら、そうではなくてカクテルの名前らしい…

『赤霧島』幻の紫芋を使った、季節限定の芋焼酎。

今日は季節ものの焼酎について。 春、秋の限定販売となっている芋焼酎「赤霧島」だ。 以前は入手困難でレア感たっぷりの芋焼酎、値段も高価だった。 ところが今や、近所のスーパーやドラッグでも売っている。 価格も900mlで1200円位。 消費者としては嬉しい…

『バス ペールエール』イギリスのエールビール。

巷ではビール類の出荷量が昨年まで12年連続で前年割れらしい。 家庭で飲む缶ビールなども含めての数字だが… 店をやってると、そんな感じは全くしない。 生ビールはホントよく出る。 減ってる感はまるで無し。 なんか世間とズレてるな。 さて、昨夜もいろいろ…

『ダイキリ』暑い夏にキューバで生まれたカクテル。

今回はカクテル「ダイキリ」 BARでは最初にカクテルを飲む。 サイドカー、マンハッタン、ロブロイなどが好み。 興味を持ち始めたのは10年ほど前。 自分で研究し始めたのは少し後。 本やネットの情報を頼りに試作をして、納得できるものを提供している。 参考…