K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

日本酒(東海・近畿)

『瀧自慢(三重)』のど越しの良さとキレを追求。

店をやってると、頻繁に営業TELがかかってくる。 以前はキャッシュレスやネット販促が多かったが… 最近はデリバリーや新電力系が多い。 女性の営業さんだったら少しは話しを聞くが(おいおい) 男だったら聞く耳は持たない。 バイトのフリして切るだけだ。 …

『瀧自慢(三重)』旨くて辛い「食中酒どまんなか」。

そろそろ「コロナ後」を真剣に考えた方が良いかもしれない。 それは「終息が近い」ということではなく「あり方が変わる」と思うからだ。 こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp コロナの影響で消えるかもしれない飲食店のタイプを挙げ、 併せてコロナ後の…

『北島(滋賀)』食用米「みずかがみ」で仕込んだ酒。

3月も後半。 朝晩は冷え込むが、日中は暖かい日が増えた。 桜も開花し、いよいよ春本番である。 私はとにかく寒さが苦手だ。 厨房では足元から深々と冷気が来る。 辛くてしょうがない。 そんな私の願い事。 クマか?ヘビか?カエルか? 何でもいい。 冬眠す…

『神聖(京都)』伏見で300年の伝統を誇る老舗蔵。

今日は啓蟄。 虫たちが目覚め、穴から出てくる頃、と言われる。 私もそろそろ穴から這い出したいものだ。 ところが最近どうも良い話題が無い。 世間はコロナ一色だし、自分の体調もイマイチ(コロナのせいではない) ネガティブな記事は書きたくないが、なか…

『百十郎(岐阜)』フレッシュな飲み口「冬ひや酒」

発酵食品には「体を温める」効果があるという。 ならば発酵の過程を経て造られる日本酒にも同じ効果があるだろう。 諸説あるが、そう信じて日本酒を嗜む。 今回は寒い冬でも冷やして旨い「冬ひや酒」を紹介する。 造るのは、岐阜県各務原市にある(株)林本店…

『瀧自慢(三重)』伊勢志摩サミットで供されたお酒。

ヤマダ電機が大塚家具を子会社化するらしい。 diamond.jp 私はヤマダ電機の株を持っている。 わずか100株。投資額はたった5万円ほど。 それでも毎年「株主優待券」がやって来る。 年間3,000円分。長く持っているともうちょい増える。 配当もある。 だから株…

『松の司(滋賀)』 昔ながらの生酛造りの純米酒。

気が付けば8月も後半だ。 気温も多少下がってきて、いよいよ猛暑ともオサラバか。 涼しくなったらやりたいことがある。 まずは草むしり。 真夏はシンドイ。 それに鬱陶しい雑草と言えども、気温上昇を少しは緩和してくれている。 夏の間は目をつぶるが、秋に…

『寒紅梅(三重)』ペンギンラベルが目を引く夏酒。

海の日だ。 夏本番と言いたいところだが、一向に梅雨が明けない。 去年と比べると気温が低くて楽なのだが…。 「夏は暑くなきゃと困る」そんな人たちも多い。 さて、梅雨明けはいつに? そして、令和初の夏はどうなる!? 本当は暑い日に紹介したい夏酒だが、…

『瀧自慢(三重)』忍者の里「伊賀」で造られるお酒。

常連Mさん語録。 私 「喫茶ルノアールが、紙巻きたばこ禁止になるようですね。」 M氏 「ルノアールって喫煙所みたいなものなのに。」 私 「加熱式たばこは大丈夫みたいです。」 M氏 「アクオスはいいんだ。」 私 「???(何か違うぞ…。)あぁ、アイコスね…

『春鹿(奈良)』「超辛口」を冠した日本酒の元祖。

新元号が発表された。 「令和」だそう。 その賛否はともかく「安」や「晋」が付いていなくてホッとした。 新元号自体はそのうち慣れるのだろうが、公の書類などはもう西暦でいいでしょ。 3代にまたがると、計算が面倒だしね。 さて、今回は「純日本」っぽい…

『臥龍梅(静岡)』徳川家康公お手植えの梅から命名。

お巡りさんによく職質される私。 先日も…。 出勤途中、私の前にチャリのお巡りさん。 同じ方向に向かっているので、まさか職質されないだろう。 ところがそのお巡りさんが突然止まる。 (まさか!?) 「ちょっとよろしいですか?」 (嘘だろ!?) 「またで…

『蓬莱(岐阜)』伝統と手造りを重視する飛騨のお酒。

今日は「建国記念の日」 先日、クイズ番組で祝日を取り上げていた。 「建国記念の日」のように「の」が入る祝日。 「憲法記念日」のように「の」が入らない祝日。 この違いは何ぞや?という問題。 知ってる人には訳もないが、知らないと意外に難しい。 ちな…

『二兎(愛知)』二兎追うものしか二兎を得ず。

前回の「萬歳」で登場した丸石醸造。 その主力ブランドが今回の「二兎」だ。 014.co.jp 「ニト」 お値段以上ではない。 仕事をしていない若者のことでもない。 もちろん冬にかぶる帽子のことじゃない。 「ニト」である。 …失礼。 今回の一本は、備前雄町米を…

『萬歳(愛知)』100年前のお米を復刻したお酒。

このブログで度々登場する常連M氏。 同年代で、互いに老いを感じるお年頃。 よくご馳走してくれるが、酔っぱらってくると妙な会話になる。 黒霧島のお湯割りを飲むM氏。 M氏 「赤、下さい。」 私 (お酒をお持ちして)「はい。どうぞ。」 M氏 「何ですか、こ…

『開運(静岡)』能登四天王の技を伝承する静岡の酒。

今年の漢字は「災」だった。 自然災害の多かった一年。 来年は平穏な年になるとこを願いつつ…。 今回、紹介するのは、 「開運 無濾過 純米 生酒」 造るのは、静岡県の「土井酒造場」 kaiunsake.com 創業は1874年。 蔵の地元「小貫村」の発展を願って「開運」…

『正雪(静岡)』スッと消える後口は、正に雪の如し。

ここ数日、急に冷え込んできた。 身体がまだ慣れていないので堪える。 こんな時は温かい「しゃぶしゃぶ」でも食べたいな…。 昨夜、すかいらーくグループの「しゃぶ葉」なるお店で食事をした。 食べ放題の、いわゆる「しゃぶしゃぶビュッフェ」的なお店。 肉…

『澤屋まつもと(京都)』伝統と新しい感性の融合。

高校野球、いよいよ決勝戦。 世の中は「金足農」フィーバーに沸いている。 103年振りの秋田県勢の決勝進出。 県立高校で選手全員が秋田県出身。 県予選から選手交代を一切していない。 のけ反りながら全力で歌う校歌。 そして、キラキラの吉田君の笑顔。 …と…

『花巴(奈良)』今回は超長期の熟成純米酒。

今月で開店して10年を迎えた。 長く営業していると、モノがどんどん増えていく。 いつか使うだろうと思って保管しているが、大抵使われずに放置される。 この節目に一度整理をして、使わなそうなものは思い切って捨ててしまおう。 いわゆる「断捨離」だ。 そ…

『みむろ杉(奈良)』日本酒らしさが味わえる辛口酒。

GWも間近。最大9連休か? 行楽の計画など立てていることだろう。 まぁ、自分には無縁の世界。 飲み屋は通常営業だ。 定休日以外は休みナシ。 しかし最近、心身ともにちょっと不調。 人間なので好不調の波はあると思うが…。 GW明けに少し休もうかな~、とも考…

『るみ子の酒(三重)』 一通の手紙から生まれたお酒。

明日は春分の日。 いよいよ「春」到来だが、今日は朝から雨模様。 気温も低く、冬に逆戻り? まさに三寒四温。 体調管理には気を付けたいところ。 「春」といえば、生活に変化の起きる季節。 「別れ」と「出会い」の交錯する、ちょっとセンチメンタルになる…

『みむろ杉(奈良)』「おりがらみ」のフレッシュさ。

みむろ杉、2回目の登場。 ウチの店としては珍しい。 単なる偶然で、特に理由はない。 kimama2016.hatenablog.jp 今回はこの時期らしく濁り系の「おりがらみ」 使用米は「山田錦」。精米歩合60%。 純米吟醸の無濾過生原酒。 「おりがらみ」とは? 「おり」が…

『花巴 (奈良)』燗映えする山廃造りの熟成酒。

年が明けた。 みなさま、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 このブログも書き始め、今日は大みそか~元日に飲んだお酒を。 セレクトしたのはこちら。 昨年「熟成酒」というジャンルのお酒に出会った。 そのインパクトが強く、…

『寒紅梅(三重)』その旨み、冬に咲く紅梅のごとし。

12月30日、2017年もいよいよ大詰め。 飲み屋の営業も本日でラスト。 今年の仕事納めは28日が多かったようだ。 毎年のことだが、遅い時間まで大フィーバーして…(汗) そしてこのブログは、まだまだ日本酒が続く。 7連チャン。次で8連荘、役満だ(笑) 他にも…

『百十郎(岐阜)』歌舞伎役者の隈取ラベルが特徴。

このブログもそれなりに記事を書いてきた。 今回は、123番目の紹介になる。 (※当時は記事に通しNo.を振っていて、この記事がNo.123だった。) 「123」と言えば、アントニオ猪木を連想するが… 今年は、加藤一二三、阿部一二三と、ブレイク。 まあ、どうでも…

『みむろ杉(奈良)』三輪山の雨がめぐりて三輪の酒。

今日は「ブラック・フライデー」だそうだ。 米国で始まった年末商戦の幕開けの日。 多くの店舗で大規模な安売りが行われるとのこと。 日本でもそれにあやかろうと、イオンなどがCMを流している。 ボーナスが支給されてからの方が効果があると思うのだが…。 …

『三連星(滋賀)』ブランド10周年記念の限定酒。

滋賀県の「美富久酒造」が立ち上げたブランド「三連星」 mifuku.co.jp 名前の由来は「三」が連なる星のように輝き続けるお酒を目指す。 30代、3人の蔵人を中心に 3種類のお酒を、それぞれ3タイプ造る 過去3代の蔵元に敬意を表する 元祖「トリプルスリー」か…

『花巴(奈良)』旨みと酸のハーモニーが稀有の逸品。

今日はちょっと変わった日本酒を紹介する。 まずはスペックから。 使用米は、岡山県産「備前雄町」を100%。精米歩合65%。 日本酒度+5、酸度2.3。 アルコール度は16度。 山廃の純米酒。 変わり種ポイント①「酵母無添加」 蔵の中に生息する天然酵母の働きに…

『黒牛(和歌山)』万葉集に詠まれた地で醸される酒。

昨夜、こんな注文があった。 「一番最近、栓を開けた日本酒を下さい。」 鮮度にこだわる人なのだろう。 で、お出したのがこちら。 未開栓だったので、まさに開けたて。 面白いこだわりを持つ人もいるものだ。 開栓後、しばらく経ったものも、逆に美味しかっ…